自治体×SNSデータ分析|地域政策に活かすQUID事例まとめ

この記事では、弊社による、QUIDを活用した自治体向けSNS分析の実例をご紹介いたします。
QUIDを活用することで生活者の生の声からニーズや実態を把握でき、独自で保有する内部データの活用にも繋がります。
(本記事の一部の図・グラフはサンプルデータを用いて出力したものとなります。)

目次

  1. 観光資源の反響分析
  2. 他都市比較による都市評価要因の特定
  3. インバウンド需要調査
  4. プロモーション施策のPDCA支援
  5. 市の取り組みに対する感情分析
  6. 人流×SNSデータでの観光課題の抽出

活用シーン①観光資源の反響分析

観光資源を洗い出しSNS上での呟きから旅行者の実態を調査

市区町村別に観光資源をマッピングし、どの観光資源が注目されているかを分析。また各観光資源への反響度合を数値化し拡散理由を深堀りすることで人気観光地以外の資源をあぶり出すことが出来た。加えて、観光資源別にリピート要因を特定し、旅行者の再訪に向けたの施策立案に活用できるインプット情報を得ることが出来た。

・投稿量とエンゲージメントの比率を計算したバズ分析
投稿量とエンゲージメントの比率を計算したバズ分析
・旅行者がどのような経路で周遊しているのかの動向調査(N1分析)
旅行者がどのような経路で周遊しているのかの動向調査(N1分析)

活用シーン②他都市比較による都市評価要因の特定

競合都市で独自の強みを特定し都市ブランディングへ活用

安全性、福祉、教育環境など都市に求められる要素を分析軸に設定し競合他都市との比較分析を実施。都市別の注目話題やポジティブ・ネガティブの評価要因とその背景を分析することで自治体に求められるニーズや強みを特定。併せて、大都市圏との比較から地方への移住ニーズを把握し、都市ブランディングの足掛かりとして活用された。

・比較項目ごとのポジティブ・ネガティブ比率を比較
比較項目ごとのポジティブ・ネガティブ比率を比較
・比較軸に対し各市の評価背景を深堀り
比較軸に対し各市の評価背景を深堀り

活用シーン③インバウンド需要調査

キャンペーンの施策検討のインプット材料を効率よく収集

特定の自治体への訪日外国人の観光に関する投稿において、コロナ前~コロナ後の投稿の傾向を分析し、各期間で投稿の傾向の違いから、派手な観光地での体験より、自然や文化を感じられる都会から離れた日本に強い興味・関心が出てきていることが判明。これらの情報を元に直近で実施する施策へのインプット材料として利用された。

・期間別のエンゲージメントが高い投稿の推移

活用シーン④プロモーション施策のPDCA支援

活用生活者の声を施策へ反映し効果検証まで総合的にサポート

自治体のプロモーション施策検討にあたり、生活者の意見を抽出するためQUIDにてソーシャル分析を実施し、都市の強みとなっている資源や取り組みを特定。分析結果を基に施策計画の立案を行い、プロモーション実施後にソーシャル上の反響を確認するためQUIDでの効果分析を実施した。

・比較項目ごとのポジティブ・ネガティブ比率を比較
PDCA

活用シーン⑤市の取り組みに対する感情分析

市に対する要望・クレームを分析しSNS上の影響を調査

自治体での取り組みに対しポジティブ・ネガティブな感情を分析し、住民からの要望や不満点・クレームを抽出。SNS上でどのような点がネガティブに言及されているか、またその内容がどのように拡散されているかを把握することで市政のリスク管理としても活用可能。

・市の取り組みに対する評価と要望やクレームの背景を深堀
市の取り組みに対する評価と要望やクレームの背景を深堀

活用シーン⑥人流×SNSデータでの観光課題の抽出

人流データとSNSデータを掛け合わせた観光課題の抽出

従来のアンケートデータとオープンデータでは分析しきれない観光客の属性や、流入経路、周遊ルートに関して、人流とSNSのデータを利用することで、観光客の実態やジャーニーの解像度を上げ、観光施策へ活用。

・データ収集・施策展開のイメージ
・インバウンド観光客向けの収集データのイメージ

プレスリリース:電通総研、広島県の観光データを活用した誘客および消費促進の実証実験を実施
 (https://www.dentsusoken.com/news/release/2025/0604.html

 

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